●雷撃手● 見ろ。島だ! 島が見えるぜ!! ●副長● 測的手状況は? ●測的手● 標的は、浮遊しています。 サイズ約4km四方 速度0、距離3000。 ●操艦手● 陸じゃないのか・・・。 ●副長● 人工の浮き埠頭であろう。 ●測的手● ・・・もしかして、 あれがプラント9? ●雷撃手● あの男のほざいていた? ●測的手● プラント9は国連のもと 建造された浮揚工業埠頭と 聞いていますが・・・。 ●操艦手● もしかして・・・ 連邦艦隊の基地に なっているのでは? ●測的手● わたしたちが生き残った ことが奇跡・・・。 他の艦が残っている 確率は非常に低いと 思います。 ●雷撃手● 全てを水の中に 飲み込んだ、あの大変動。 あたしたちは、深海を 潜航哨戒任務で 冬眠中だったか・・・。 ・・・確かに、偶然かもな。 ●操艦手● ・・・だけど、 これまでだって生存者は いたじゃないですか。 ●副長● 艦長、とにかく接岸して 調査する必要があると 思いますが? ●測的手● 立派な設備ね。   ●操艦手● うわぁ、潜水艦専用の 入出航ブンカーがある。 こっちには、防空ドックと 乾ドックまで・・・。 ●副長● こんな機能を擁する設備が あの大変動後存続している とは・・・。 ●測的手● 生存者はどれくらい いるのでしょうか? ●雷撃手● <上陸して、各人情報を 収集せよ!>だろ? ●副長● ちょっと待て! 勝手に降りるな。 ●雷撃手● 待てるもんか! 狭苦しい所からはめったに 出られないんだぜ。 ●副長● 艦長が帰艦された。   ●測的手● だれかクリスに水でも かけてちょうだい。 ●雷撃手● 確かに、酒臭いやつと狭い 所に閉じ込められたら たまらんな。 ●操艦手● 副長、操艦は大丈夫です。 ●測的手● だらしないわね。 久しぶりだからって はしゃぎ過ぎよ。 ●副長● 搭載する魚雷を装備から 選択、作戦を選択すれば 総員出撃準備完了です。 ●副長● 洋上船団への雷撃 ですか・・・。 ●操艦手● 潜望鏡深度ぴったりに つけてご覧にいれますよ。 ●雷撃手● あわてて、海面に飛び 出すなよ。 ●操艦手● 海面を割って、海上に 艦の姿を出すようなことは しませんよ。 ●測的手● は 科学の結晶です。 音を消したまま敵の 背後を取れば・・・。 ●雷撃手● 魚雷でチュドーンか? ●操艦手● 操艦はお任せください。 ●副長● 作戦を選択後出撃命令を お願いいたします。 ●操艦手● ボーンコレクターですね?   ●測的手● 基本データですが、 ソードフィッシュ級 海賊原潜と思われます。 ●副長● あの、アジール・ハッサン ですか・・・。 ●雷撃手● この間は逃げられたが、 今度こそ、魚雷をご馳走 してやるぜ。 ●副長● 今度は、敵も決死の 覚悟でくると思います。 搭載する魚雷は、 大丈夫でしょうか? ●原潜屋● おまえか? さっき入港したのは? 金は持っているのか? 鉄貨を持っているなら 艦の改良を手伝って やらんでもない。 ●原潜屋● 金が無いなら来るな。 わしは忙しいんじゃ。 ●原潜屋● 目つきが変わったな。 仕事を始めたのか? いいことじゃ。 ●原潜屋● しっかり稼げ。 ●原潜屋● 生きて帰ってくるとは・・。 ●原潜屋● 忙しいんじゃ、 金がないならくるな。 ●原潜屋● ドックマスターはな。 わしみたいな者でも分け隔 てなく生かして下さる。 未来へ導いて下さるのじゃ。 ●原潜屋● 最強の艦を望むのなら もっと稼ぐことじゃ。 ●原潜屋● まだまだ稼ぎが足りん。 ●原潜屋● 兵器によって力を つけるためには金が 掛かるんじゃ。 ●原潜屋● 噂は聞いたが、本当に ボーンコレクターと戦って 帰ってきたのか? あの、ハッサンを・・・。 ●原潜屋● どうやら、おまえは あのスミスとは力量が 違うようじゃな。 ●魚雷屋● はじめて見る顔ね? 今朝入港した原潜の艦長さ んでしょ? さっき若い人が きて色々話してくれたわぁ。 わたしは、魚雷屋。 おひとつどぉ? ●魚雷屋● いらっさーい。 ●魚雷屋● ねぇ、あの若い人、元気ィ? ●魚雷屋● いらっしゃーい。 ●魚雷屋● ●魚雷屋● またねぇ、艦長さん。   ●魚雷屋● ●魚雷屋● えぇ、出ていっちゃうの さびしぃな・・・。 ●魚雷屋● ●魚雷屋● あのねぇ、ドックマスターに 相談したらいいと思うの。 あたしも、そうやってここ で働いてるんだしぃ。 話の押し売りだけど、 これも代金もらわないと だめなの。 30鉄!ごめんねぇ。 ●魚雷屋● ●魚雷屋● ありがとう。 ●魚雷屋● 出港するの? ・・・ふぅん。 ●魚雷屋● ここだけのはなし、 うちで使ったお金の分は 絶対損しないよ。 わたし全部の魚雷に 命中っておまじないして るから。 ●魚雷屋● ●魚雷屋● 帰ってきたら連絡 してねぇ。 ●魚雷屋● ●魚雷屋● ねぇ、ねぇ。 あの若い人は元気してる? ちょっと逢いたいカモ。 ●魚雷屋● すごおい。撃沈おめでとう。   艦長さんて強い人なのねぇ、 いけてるぅんだぁ。 ●魚雷屋● 困っちゃう・・・。 また、逢いに来て くれたのぉ? ●魚雷屋● ●魚雷屋● またねぇー。 ●魚雷屋● 聞いたよぉ。 艦長さん。 ちがう? 他の人たちは、なんていう のかしらぁ? ●魚雷屋● よく解んないけどぉ。 他にも色んな魚雷あるって 話だよぉ。 ●魚雷屋● さん 元気してるぅ? ●魚雷屋● ●魚雷屋● ごめぇん。魚雷1種類しか ないのぉ。 今度探すから 待っててねぇ。 ●魚雷屋● ●魚雷屋● アリスが、魚雷取って来て くれるらしぃんだぁ。 あっ、アリス知らないのぉ? だめねぇ。 ●魚雷屋● ●魚雷屋● まいどありぃーです。 ●魚雷屋● また、行くんだぁ? わたしも行きたいなぁ。 ●魚雷屋● えぇっと・・・?!   おっ、お・ん・響・・・ 音響魚雷はいかが? ●魚雷屋● つまんないなぁ。 なんか、いい事ないかなぁ。 ●魚雷屋● ●魚雷屋● ねぇ、次は連れてってねぇ。 潜水艦、乗りたぁい。 ●魚雷屋● ●魚雷屋● 今日ね、魚雷探しで倉庫の 方見とくからぁ、なんか見 つけたら出しとくねぇ。 ●魚雷屋● ●魚雷屋● ごめぇん。   倉庫にこれしか なかったのぉ。 ●魚雷屋● ねぇ、ねぇ、発見。 発見なの。 こんなの出てきたの。 ●魚雷屋● いらっしゃい。 ●魚雷屋● ●魚雷屋● 聞いたよぉ。 きざ男君と戦うんだよね。 やっちゃえ、やっちゃえ。 ●魚雷屋● ●魚雷屋● たまにはご飯でも 一緒に食べたいなぁ。 帰ってきたら 連れてってぇ。 ●魚雷屋● ハッサンに勝ったのぉ? すんごおい。 わたし・・・、 強い人に弱いの・・・。 ●魚雷屋● 魚雷使っちゃったんなら 補充した方がいいカモ。 ●魚雷屋● ●魚雷屋● たくさん、たくさん 仕入れるからきてねぇー。 ●魚雷屋● ●魚雷屋● またねぇー、 さん。 ●酒場● あんたたち、原潜乗り だろう? まずはドックマスターに あいさつするんだね。 ●酒場● ここで何かしたければ、 ドックマスターの所へ いっといで。 ●酒場● そこを出た所に砲台が あるだろ? ドックマスターは、 そこにいなさるよ。 ●操艦手● 艦長、色々見て回りまし たが、多くの人たちが 生き残っているようです。 ●操艦手● ここに寄って良かったー。 酒もうまいですよ。 ●測的手● 久しぶりですわ。こんなに おいしい水を飲めるのは。 ●測的手● こんな水を作れるなんて きっと精巧な海水変換 装置があるはず。 ●雷撃手● これだけの設備を維持する には優秀な機械工が いるはずだぜ。 高性能魚雷があるかも しれんぜ。 ●雷撃手● ここは食い物もうまいぜ、 艦長も食いなよ。 ●副長● やはり、ここが プラント9ですな。 ここに住む者のほとんどが 漂流民のようです。 ●副長● あの男の言っていた 女性とは・・・? ●酒場● ドックマスターには 逢えたのかい? あの方はね、みんなに 安らぎをあたえてくれ るんだよ。 ここはいいとこだよ。 魚もうまいしね。 ●酒場● あんたのお仲間だろ? うまいもの食べさせて おくよ。 ●操艦手● ここのおばちゃん 親切でいいですよ。 ●操艦手● ぱはぁ、しみるぅ。 ・・・ういっく。 ●測的手● これだけの設備を有する ところが漂流者たちで 成り立っているとは。 信じられませんわ。 ●測的手● ふぅ、おいしい。 このお水、体の中に染み込 むようですわ。 ●雷撃手● 聞いたんだが、プラント9 ここには腕利きの 原潜屋がいるらしいぜ。 偏屈で客を選ぶらしいが 腕は確からしいぜ。 ●雷撃手● 雷撃を組み立てるには、 種類の違う魚雷が欲しいぜ。 ●副長● ここの者たちはドックマス ターに絶対的信頼を寄せて いるようですな。 ●副長● それはさて置き、久々に 食べる陸の飯はうまい。 ●酒場● ところであんたら、お代は 誰が払ってくれるんだい? まぁ、つけでもいいよ。 当分ここにいるんだろ? また、きなね。 ●酒場● まぁ、よく食べるねぇ。 これだけ食べてくれると 作ってる方も気持ちいいよ。 ●酒場● それより、こんなに食べる お仲間かかえて 大変だねぇ。 沢山稼がなくて 大丈夫かい? 何だったらドックマスター に口を利いてやろうかい? なんだか追いはぎみたいで 悪いんだけど、ここでは情 報も商品の1つなんだよ。 80鉄ばかり貰っとくよ。 これからも、ひいきにして くれよね。 ●酒場● なんか食べてくかい? ●操艦手● でへぇ、えへ、へ。 ●操艦手● あの魚雷屋の子・・・、 可愛いなぁ。ひっく。 ●操艦手● 軍に入隊してから2年、 ずぅっと一人っす。 ・・・ういっく。 ●操艦手● ・・・何でぃ、畜生。 ・・・ひっく、だから なんだってんだ。 ●測的手● 艦長、あれどうにかなりま せんか? 久しぶりとはいえ 酷すぎます。 ●測的手● この居酒屋のおばさまは 大変動前からここに 暮らしていたそうです。 お母さまの居酒屋をそのま ま継いだらしいですわ。 ●雷撃手● 噂に聞いた原潜屋は攻撃用 装備も手に入るのか? ●雷撃手● 昔、音波で敵をマヒさせる 武器があるって聞いたこと があるぜ。 ●雷撃手● がはぁ、食った。 ・・・まだ食えるかな? ●副長● 静かな所ですな。 忘れていた人の温もりを 思い出させてくれます。 ●副長● 艦長、ここにとどまる ことにしますか? ●酒場● 忘れ物かい? お仲間は、なんだか急に しゃんとして出て行ったよ。 そうそう、そろそろ 支払がねぇ・・・。 ●酒場● やだよう、艦長さん。 何度も何度も。 ●酒場● やるもんだねぇ、いつも のっそりしてるから まさか敵を倒すとは 思わなかったよ。 ●酒場● すごいねえ、あたしゃ 見直しちまったよ。 ●酒場● たまにはお仲間に少し高い 物でも食べさせてやったら どうだい? ●操艦手● ういぃ。こんな時には やっぱ、ぱあっとやらな きゃいかんす。 ●操艦手● こんなときにあの子がいれば もっと楽しいのになぁ。 ●操艦手● 艦長も一杯どうです? えぇ? ●操艦手● なんで呑まない? ●操艦手● 呑んでくださいよ、ひっく。 やっぱ、ぼくはひとり ぼっちなんだぁ・・・。 ●測的手● ・・・艦長、わたしたちに もいつか安住の地が見 つかるのでしょうか? ここの人たちを見るとつい そのことを考えてしまいま すわ。 ●測的手● ・・見つかりますわよね? ●測的手● 排水口の先に船着き場があ りましたが、誰が使ってい るのでしょう? 商船が停泊するのでしょう か・・・? ●雷撃手● あんな雷撃じゃ駄目だ。 通常で威嚇して音響で 叩くんだ。 つまり、敵が動かなければ 通常、動けば音響が 命中する。 ●雷撃手● 魚雷は色々組み合わせて 攻撃効果を最大限に発揮 するんだ。 ●雷撃手● 野菜・・・。 青々とした野菜を たらふく食いたいぜ。 ●副長● ・・・・・・。 ●副長● ・・・いえ、 何でもありません・・・。 ●副長● そこまでお尋ねになるのな ら申し上げましょう。 先の戦闘が 理解できません。 ●副長● 艦長は積年の放浪航海で腕 が鈍られたのではあります まいか。 動いている敵艦にまっすぐ 魚雷を発射するとは・・・。 どうしてしまったんですか? ●副長● 通常魚雷は直進のみ、 敵の動く方向と速度を考えず に撃ってしまうとは? なんという無様な操艦。 副長として不手際な戦闘は 許せません。 嘆かわしい限りです。 ●副長● 本当にどうして しまったんですか? ●酒場● すべてあの方のお陰さ、ド ックマスターは行く当ての ない漂流民たちに・・・。 生きる希望をくださるんだ からねぇ。偉い人だよ。 ●酒場● 最近魚雷屋によく行くよう だけど、あの子に変なこと したりはしてまいね? ●酒場● かわいそうな子でねぇ、 あの大変動のときにさぁ、 両親とはぐれちゃってね。 流され、溺れかけていた ところをわたしが助けたん だよ。 ●操艦手● あんまりですよ。 かわいそ過ぎます。 ●操艦手● おばちゃんに聞きました。 あの可愛い子の話。 ひどすぎます、ういっく。 ●操艦手● 15歳だそうですよ。両親 と引き裂かれて一人で溺れ ていたのは。 それから苦労して・・・。 ●操艦手● 多少言葉が変だったりする のもそのせいですよ。 ●操艦手● ・・・いい子じゃないで すか。 今後、彼女を悪く言う奴は ぼくが許さん、ひっく。 ●測的手● ずーっと、海ばかり。 ・・・ほんとうに。 ●測的手● ・・・ほんとうに、すべて は終わってしまったの でしょうか? ●測的手● すべては沈んでしまったの でしょうか? ●雷撃手● 納得できないぜ。 なんであんな無知な 魚雷屋から買うんだ? ●雷撃手● 魚雷はおもちゃじゃない。 あたしたちの命を守るもの なんだぜ。 ●副長● 艦長、ここプラント9に 定住して襲いかかる敵から 人々を守るのもいいですね。 しかし、このままの能力で 戦闘を維持するのは困難 かと思います。 ●副長● いくら海賊原潜が相手とい えども十分な兵器・兵装も ない状態では・・・。 ●副長● 大幅な改良が必要かと。 ●酒場● また仕事だって? 気をつけるんだよ。 ●酒場● 艦長さんってのも大変なん だろうねぇ。 辛くなったら いつでもよりなよ。 ●酒場● あんたのお仲間、 魚雷屋に気がある みたいだね。 ●酒場● あの子はわたしの娘みたい なもんだからね、変なこと されちゃ困るんだよね。 お仲間のことはしっかり 見張ってて下さいよ。 ●操艦手● ・・・若いからって。 ●操艦手● 何も考えていないんじゃ ないんだ。ひっく。 ●操艦手● 若いからこそ・・・。 ●操艦手● 考えるんだ。 そうでしょう? ●操艦手● はぁ・・・、 やっぱりぼくは だめなんだ。 ●測的手● ここには忘れていた 秩序がありますわ。 ●測的手● 弱い魚が寄り添って生きて いくような・・・。 ●測的手● ドックマスターを先頭に 小魚が群れをなして 大魚から身を守っている。 そんな風に感じますわ。 ●雷撃手● もっと魚雷の大切さを考え てくれよ。 ●雷撃手● 真っ暗な海で最後に守って くれるのは魚雷なんだぜ。 ●副長● せん越ですが、考えるに 選択肢は2つあると 思います。 ●副長● わたしたちは実戦を 遠ざかってから長く経ち過 ぎています。 生き残るためには兵装の 拡充を図るか戦闘の方法を 変えるかですな。 ●副長● 潜水艦戦略を再考せねばな りますまい。 ●酒場● ボーンコレクターと戦うん だってねぇ。前にハッサン に襲われたのがいてねぇ。 色んなもの取られた上に 船を沈められて、ここまで泳 いで帰ってきたらしいよ。 清算だね? ●酒場● あれまぁ、出港したんじゃ ないのかい? ●酒場● あら、お帰りなさい。 これでこの辺りも少しは 静かになるかねぇ。 ●酒場● 海賊がいなくなるとここへ 寄る人たちも増えるねぇ。 商売繁盛。うれしいやねぇ。 ●操艦手● ちょろいもんです。 ●操艦手● ぼくの腕前、 見直したでしょ。 ●操艦手● すべてあんな風に うまく行けば良いのに。 ●操艦手● いや・・・、 やっぱりぼくはだめなんだ。 実戦の経験がもっと 必要なんだ。 ●操艦手● 艦長なんか・・・。 どんなときでも落ち着き 払って・・・。 沈没するのが恐くない みたいに・・。 呑むしかない・・・。 ●測的手● ここの秩序と最近の実戦 昔を思い出しますわ。 ●測的手● カンが戻ってきますわ。 ●測的手● わたしたちは何かを守るこ とに、存在の意義を見つけ るのですね。 ●雷撃手● 魚雷だぜ、魚雷。 ●雷撃手● もっと高性能な魚雷が 必要だ。 ●副長● まだ戦術と呼べるような戦 いではありませんですな。 ●副長● こちらの存在を悟らせずに 敵を叩く。昔のような戦いは できないのですか? ●ドックマスター● 艦が入港するのをここから 眺めさせて頂いた。 立派な原潜のようだ。 艦銘を伺いたい。 ●ドックマスター● %название подлодки%・・・。   艦長とお伺いするが 名前は? ここはプラント9。   恥ずかしい事だが、 ここの者たちは私を ドックマスターと呼ぶ。 海面の上昇で海が全ての陸 地を飲み込んだ大変動。 ここには大変動の災を 逃れた者が生活する。 略奪者以外の者は全て客人。 プラント9は 貴艦の入港を歓迎する。 1000鉄・・・。 少ないが、プラント9での 買い物には困らんだろう。 楽しんでいってくれ。 ●ドックマスター● いかがかな? このプラント9は? ついでとは言わないが、 これを見てもらえない だろうか。 毎年この季節になるとプラ ント9を狙って潜水旅団が 襲ってくる。 やつらの存在は脅威でしか ない。 幸い、いま近海には この1艦のみのようだ。 どうであろう、先の鉄貨の 見返りとは言わんが、 わたしたちを助けては くれまいか? ●ドックマスター● ありがとう。 なんと礼を言って 良いか解らない。 謝礼だ。 2000鉄しか出せないが、 受け取ってくれ。 艦長、 ・・いや、なんでもない。 ありがとう。 ●ドックマスター● 我々にとって海は癒しの場 ではなくなってしまった。 海は大地を呑み込み、 人類を漂泊にさらした。 生きる術を見出せないもの たちは略奪者となった。 身を寄せ合って生きる弱者 に襲い掛かってくるのだ。 ・・・見てくれ。 この輸送船団はもともと 商船であったが潜水旅団に 乗っ取られてしまった。 今は奴等の補給基地とし て使われているが幸い護衛 をしている者は他の海域。 このチャンスを利用して補 給路を断てば、プラント9 の安全はさらに確実になる。 輸送船は3隻、護衛の者が 近づく前に沈めてくれ。 ●ドックマスター● とにかく、無事で良かった。   こんな形でしか謝意を現せ なくてすまない。弱いもの への哀れみを感謝する。 いま、沈めてきた輸送船団の 護衛が来たらしい・・・。 アジール・ハッサンの 指揮する海賊原潜、 ボーンコレクター。 近海の商船団との流通路付 近に居座って商船を襲う。 商船はここで製造できない 物資の重要な供給手段 なのだ。 出撃となると物入りであろう この3000鉄を出撃準備に 充ててくれ。 敵はハッサン1艦、 このプラント9の者のため、 たのむ、 ! ●ドックマスター● ありがとう、 。 改めて礼を言う。 命の危険を冒して、 5000鉄とは少ないかも 知れんが謝礼を受け 取ってくれ。 しかし、これでここも また少し暮らしやすく なった。 プラント9は、脅威に満ち た海を漂っている。 私はいつも不安だった。 ここに暮らす人々をどう 守っていけるか・・・? 何ができるか・・・? ・・・しかし、艦長にめぐ り逢いひとつ解ったことが ある。 ここ、プラント9全てのも のたちは艦長を必要として いる。 プラント9は全てを失った 者達の唯一の希望の光。 この光を守るために・・。 このプラント9にとどまっ て働いてくれないか? 艦長。 ●換鉄屋● よぉ。おれは換鉄屋。 見ない顔だね。 ここじゃよ、 色々な物が手に入る。 けどよ、鉄貨がないと、 なんも買えねぇぞ。 売るもんあったら 持ってきなよ。 ●換鉄屋● なんか持ってたら 持ってきなよ。 目利きしてやっからよ。 ●換鉄屋● お兄さん暇なんだねぇ。 じゃ、おれ忙しいからよ。 ●換鉄屋● へぇ、ドックマスターが 仕事頼んだんだぁ。 凄いじゃん。 まぁ、適当に頑張ってよ。 スミスみたいにがらくたは ごめんだよ。 持ってきても値がつかない からよぉ。 えっ、スミス? スミスってさぁ・・・。 ・・・まぁ、そのうち 解るよ。 ●換鉄屋● うちは他より、換鉄率 いいからよぉ。 うちに持ってきなよ。 ●換鉄屋● よぉ、来たじゃん。 みしてみなよ。 ●換鉄屋● また使ってくれ。 ●換鉄屋● 最近ひまなんだよ。ここの 鉄貨ってよ、商船の奴らと かも使うのよぉ。 普段は奴らも顔出すんだけ どよぉ。ここんとこ、来ねぇ んだ。 やっぱ、なんだっけ、ボ ーンコレクターがよぉ邪魔 してんじゃねぇーのかな? スミスが退治に行くのなん の言ってたけど、 どぉなっちまったんだか。 わりぃけどよぉ。いま鉄が ねぇからよぉ、今の情報料 として鉄もらうよ。 ●換鉄屋● また使ってくれ。 ●換鉄屋● なんか持ってきたのかよ? ●換鉄屋● えぇ? スミスのこと聞きたい? ●換鉄屋● なんでおれがお兄さんに そんなこと言わなきゃなん ないのよ? ●換鉄屋● 勘弁してよぉ。 ●換鉄屋● 魚つりでも行けば針に 引っ掛かるかもな・・・。 ●換鉄屋● ボーンコレクターが沈んだ のか。これで客が戻って くれりゃ文句なしだ。 兄さん御祝儀つけてやるよ。 ●換鉄屋● 鉄貨を作って金だと決めた のはドックマスターさ。 物物交換ってのも争いの種 になるし。鉄貨だったら持ち 運びに便利だしな。 おれも一度聞いた事があっ てよぉ。なんとか論だか、 資産論だか・・・。 まぁ、プラント9での物資 の取り引きが増えると全体 が金持ちになるらしいや。 あの人の言う事聞いてりゃ 昔みたいな平和な生活が出 来るのさ。 おっと、これはタダって 訳にはいかねぇーな。 500鉄位もらっとこーか。 ●換鉄屋● 鉄くれって? お兄さん、大丈夫? ●換鉄屋● この辺りじゃ情報も立派な 商品な訳さ。情報ってのは 大事なんだからよぅ。 人の生き死にだって変える んだからよ。 ジャマ!ジャマ! ●連邦人● ・・・・・。 ●連邦人● 覚えているか・・・? まぁ、いい。 落ちたな、 艦長。